こんにちは、しばおです。
今週日曜日に京都競馬場で行われるG1マイルチャンピオンシップの過去の勝ち馬から、トーセンラーについて語ってみるんだよねぇ!
トーセンラー
2008年04月21日生まれ
毛色 黒鹿毛
調教師 藤原 英昭(栗東)
馬主 島川 隆哉
生産者/産地 社台ファーム/千歳市
中央獲得賞金 4億6097万6000円
通算成績 25戦4勝[4-5-6-10]
主な勝鞍 13’マイルチャンピオンS
父ディープインパクト
母プリンセスオリビア(Lycius)
全成績
トーセンラーはディープインパクトの初年度産駒で、同い年には3冠馬オルフェーヴルやウインバリアシオン、トーセンラーと同じくマイルチャンピオンシップを勝ったサダムパテックや3歳マイル王のグランプリボス、ダートでG1を勝ったベルシャザールなどなど。牝馬には桜花賞馬マルセリーナやヴィクトリアマイルを勝ったホエールキャプチャとかがいる世代なんだよねぇ。
トーセンラーは男の子の中では小さいほうで、デビュー戦は438キロで、それ以降5歳になるまでずっと450キロ以下の馬体重で戦ってたんだよねぇ。お父さんのディープインパクトも比較的小さいほうで、デビューから引退まで450キロ前後だったんだよねぇ。ディープインパクトの場合は馬体が大きすぎないことがあの末脚の切れ味や、スタミナも豊富で燃費の良い走りを生み出してるんじゃないかって言われてたけど、そういう意味ではトーセンラーはたくさんいるディープインパクト産駒の中でも、かなりお父さんに似ていると言われてたよねぇ。
そう言われるきっかけとなったのは、4戦目で迎えた重賞のG3きさらぎ賞で見せた走りだよねぇ。
ちなみにこのきさらぎ賞はオルフェーヴルとウインバリアシオンの他に古馬になってからG3七夕賞を勝ったメイショウナルトや、3歳マイルG1のNHKマイルカップで2着になるコティリオンも出てるという、すごいメンバーのきさらぎ賞なんだよねぇ。
すげぇ~
レースは8番人気のリキサンマックスが2番手を6~7馬身離す大逃げ。2番手のメイショウナルトから3番手以下もさらに6馬身くらい離れるという3歳重賞ではなかなかお目にかからない超縦長の展開。トーセンラーは道中5番手くらいにいたから、逃げたリキサンマックスとは最大で15~20馬身差くらいあったんじゃないかなぁ。直線に入った時点でもぱっと見で10馬身以上は差があるねぇ…。これは絶望的だよねぇ…。レースの後半は映像で見ようかねぇ。黄色い帽子と青い勝負服の外目を走ってるお馬さんがトーセンラーなんだよねぇ。
差し切り!
初挑戦で見事に重賞制覇をきめたよねぇ。それ以上になによりとてもインパクトのある勝ち方だし、後のダービー1着馬と2着馬を完封してる…。恐れ入りましただよねぇ。
きさらぎ賞を勝ったことでクラシック戦線の主役候補にはなったんだけど、その後、なぜか皐月賞から本気を出し始めたオルフェーヴルが全っっっく他馬を寄せ付けない鬼神のごとき圧倒的な強さで瞬く間に3冠馬になったんだよねぇ。
トーセンラーのクラシックは皐月賞7着、ダービー11着、菊花賞3着とちょっと振るわない結果だったけど、この時点ですでに京都コース巧者の片鱗はみせてるねぇ…。ゴゴゴゴ…。
4歳になった2012年はG2とG3を7回走って【0.2.1.4】としばらく勝ち星から離れちゃったんだけど、翌年5歳になってから出走した京都記念ではいきなり快勝!場体重も10キロも増えて460キロに。
次走は3歳の時の菊花賞以来となるG1天皇賞春。3番人気に推されたんだよねぇ。
うむむむ!
しっかり勝ちに行って惜しかったけど、フェノーメノは強いねぇ。
しばおは4コーナーで全然上がっていけずに直線入ってからも進路変更とかしてたゴールドシップが、ゴール前は少しずつ差を詰めてきているのが面白くてニコニコしちゃうんだよねぇ。
次走の宝塚記念は5着で、やっぱり京都競馬場以外は別のお馬さんになっちゃうみたいなんだよねぇ。秋初戦は京都競馬場の京都大賞典3着。そしてその次がマイルチャンピオンシップ!2400m→1600mはなかなかないローテーションだよねぇ。
ここで勝って念願のG1ホースの仲間入り!そして武豊ジョッキーはJRA、地方、海外の合計G1勝利がこのレースで100勝目!すんげぇ〜。武豊ジョッキーは1988年から続いたG1の連続勝利が落馬の影響もあって2011年にいったん途切れちゃって苦しい時期が続いたんだけど、この年に自分で乗っていたディープインパクト産駒のキズナで再びダービー制覇すると、この節目のG1、100勝目もディープインパクト産駒ので達成するのはドラマティックだよねぇ。競馬の素敵なところなんだよねぇ。
トーセンラーは翌年も現役を続行、京都記念2着、安田記念14着、京都大賞典3着、マイルチャンピオンシップ4着、そして有馬記念8着を最後に引退しましたよねぇ。
終わってみればトーセンラーは勝った4勝全てを京都競馬場で挙げて、京都の成績が【4.2.4.2】で5着以下無しと、無類の京都コース巧者だったよねぇ。
何が凄いって距離適正が1600m〜3200mと幅広い!ぼくは当時から思ってたんだけど、仮にスプリンターズSが京都競馬場で行われていたら勝てるんじゃないかと…。ごくり…。
こういう個性的なお馬さんはいっぱいいるから、もっともっといろんなお話を語っていきたいとおもうんだよねぇ。
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