ハロン

競馬を予想しているとよく「ラスト3ハロンが〜」っていうことばを聞くと思うんだよねぇ。

競馬をやったことない人や始めたばかりの人たちには「???」だよねぇ。

ハロンっていうのはね、距離を表す言葉なんだよねぇ。

1ハロン=200メートル

だから「ラスト3ハロン」っていうのは最後の600メートルのことなんだよねぇ。これはお馬さんが全力疾走を続けられるギリギリの長さで、ラストスパートが残り600メートルくらいから始まるから「ラスト3ハロン」はよく使われるし、大事なんだよねぇ。

逆にスタートしてからの最初の600メートルは「テンの3ハロン」だねぇ。「テン」には「最初」って意味があるんだよねぇ。逃げ馬や先行馬はよく「テンが速い」とか言われるよねぇ。

残りの距離を表す棒がコースには立っていて、ハロン棒って呼ばれてるよねぇ。そのまんまなんだよねぇ。

このハロン棒にはおはなしがあって、むかしむかしコタシャーンっていう外国のとっても強いお馬さんがジャパンカップに出走したんだよねぇ。1番人気だったんだよねぇ。

最後の直線で先に抜け出した日本馬のレガシーワールドをものすごい脚で猛然と追い上げるコタシャーンだったんだけど、ジョッキーが残り200メートルのハロン棒をゴール板と勘違いしてしまって、そこで追うのをやめてしまったんだよねぇ。あのまま追われていたらかなり際どい勝負になっていただろうねぇ。

みんなもゴール板はよく確認しようねぇ。

ちなみにしばおが全力疾走できるのは0.1ハロンくらいなんだよねぇ。

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