「持ったまま」って頻繁ではないけどよく聞く言葉だよねぇ。
これはお馬さんの手応えに関する言葉なんだよねぇ〜。
最後の直線に近づくにつれてみんなスパートをかけようとペースアップを仕掛けていくんだけど、そんな中でジョッキーが手綱をしごいたりして動かさず、鞭も使ってない、ホントに見たままで手綱を「持ったまま」な状況を言うんだよねぇ。
周りがみんな必死にペースアップしようとしてる中で、お馬さんもジョッキーも「フンフーン余裕ですよー」状態なんだよねぇ。そのお馬さんに乗ってるジョッキーも、そのお馬さんの馬券を買ってる人も「ワクワクうっひょー」だよねぇ。
この状態で直線に入ってきたお馬さんは、いざ追い出された時に
①余裕だから他馬をもの凄く突き放していく
②案外伸びない
主にこの2つに別れるんだよねぇ。
①は分かるよねぇ。余裕だから他のお馬さんが追い出すのを待つアドバンテージがあって、やっと「追いついたよー」って寄られたら「さよならー」ってスパートをかけてさらに突き放したり、圧勝するお馬さんは直線に入る前持ったままなことが多いよねぇ。
対して②はよく分からないんだよねぇ。「フンフーン余裕ー、あっ他の馬が来たぞ。よーし」ってスパートをかけようと手綱をしごき始めたら、寄ってきた他のお馬さんの方が脚色が良かったり。鞭を入れても全く伸びなかったり。不思議だよねぇ〜。
ジョッキーは手を動かしてないけど、お馬さんは全力に近い状態で走ってた、ってことなのかねぇ〜。他のお馬さんが早く走り始めたものだから、「なになに〜?ついてこ〜」ってだけかもしれないよねぇ〜。
ぼくは猫だから、人間のひととは話せるけど、お馬さんとは話せないから分からないんだよねぇ〜。
とにかくそんな見てる人も乗ってる人も「キター」ワクワクなのが「持ったまま」なんだよねぇ。
なんで今回は持ったままについて説明したかというと、昨日マツリダゴッホが種牡馬屋さんを引退したってニュースを見たんだよねぇ。マツリダゴッホは2007年の有馬記念を勝ったお馬さんで、重賞レースを6勝もしたんだよねぇ!それも全部中山競馬場でね。中山競馬場大好きなんだよねぇ〜。かわいいよねぇ。
でもぼくがマツリダゴッホの中で1番印象に残ってるレースは実はジャパンカップなんだよねぇ。あのレースの直線入口のマツリダゴッホはまさに「持ったまま」なんだよねぇ!凄かったなあ、勝つと思ったよねぇ。残念ながら前述した②だったんだけどねぇ…
ぼくはマツリダゴッホを買ってなかったから「ひええ〜お助けー」と思ったのを今でも覚えているよ。
なので、マツリダゴッホの走ったジャパンカップの映像を載せるね。
マツリダゴッホは13番で、オレンジの帽子にピンクと黒のストライプの勝負服だね。真っ白なシャドーロールもしてるからとても分かりやすいよ!
あとこれもやっぱり負けちゃったレースなんだけど、引退レースの有馬記念はとてもカッコ良かったんだよねぇ。
先行馬たちがほぼ壊滅しちゃう淀みの無いペースで3コーナーの途中から、明らかに仕掛けが早いのに勝つためにはそれしかないからどんどん上がっていって、先頭で直線に入るんだよねぇ。「これぞマツリダゴッホの走り」って感じでグっと来るんだよねぇ。
この時もやっぱり持ったままなんだよねぇ。
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